『子午線の祀り』全公演が終了しました!

この3ヶ月間、皆で、最初から最後まで、駆け抜けることができました!

思い起こせば、稽古が始まった頃は一日の新規感染者数が4桁で緊急事態宣言も発出され、果して3月末に大楽を迎えるという未来が僕はあまり想像できずにいました。

まずは初日の幕を開けるという目標、それが出来たら次は名古屋の公演、次は久留米と、感染防止に努めながらPCR検査を度々受けながらひとつずつクリアしていき、とうとう大千穐楽までたどり着いた、そんな日々だったように思います。

けれども、コロナ禍でのいろんな制約はあっても、本番でない時はずっと不織布マスクをして演じていても、それが芝居作りのエネルギーへの制約とはなっていませんでした。

野村萬斎さんの飽くなき創造の力をどんな時も受けて立つカンパニーですから。

そして、劇場までお越し下さったお客様の存在はいつにも増して大きかったです。
カーテンコールで拍手を下さる皆様へ向けて舞台の側からも拍手を送らせて頂き、ヘンな言い方ですが、「だから演劇には価値があるんだ」と感じました。

その一部として関われたこと、幸せに思います。

ありがとうございました。


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