ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保が身のまわりのことやら自分に起こったことやら考えていることなどを書き綴った、その記録。

カテゴリ: Essay

『ザ・モニュメント 記念碑』再演、全10ステージ終了しました!

いまの気分は正直、やり遂げたとか達成感とかよりも、安堵です。
3人だけで準備、稽古、三都市での公演、怪我も病気もなく千穐楽を無事に終えられて、本当に良かった。

IMG_0375
↑ ひめゆりピースホールではこんな感じの設えで上演しました。会場に据え付けの後ろの棚を敢えて隠さずむきだし。ギャラリーで行う公演に近い感覚だったような。


今回の再演の企画、那覇公演をやるというのが、目を引いたところだったのではないでしょうか。
沖縄に外から演劇公演がやって来る、というのはあまりないそうです。
そんな那覇での2ステージ、やれてよかったです。やった甲斐はありました。

大阪とも東京ともちがう反応が来るだろうことは何となくは予想していましたが、上演して、沖縄のお客さんにとって戦争、軍隊、兵士による暴力というのは、決して他人事でないのだろうと演じながら感じられました。

この芝居は幕開け、神保が演じたステッコという元兵士が戦時中に自分達がした行為を長々と語るのですが、客席に対面して喋り始めてあまり時間が経たないうちから、お客さんからの嫌悪感や緊張感が自分(が演じている人物)へ向けられているのがわかりました。

東京でも大阪でもそういう空気はないことはないですが、那覇の上演でははっきりと、強く感じられました。
いまも身近に起き得る、起こっていることなのだということを終演後に教えてくれたお客さんもいました。

そんな緊張をはらんだ空気で始まったのですが、最後まで熱心に舞台を観て下さり、芝居のパワーを楽しんで下さり、この作品の描くテーマや問題提起をそれぞれに感じ取って頂けたようでした。

全ステージ終わってみて、もし那覇での公演がなかったなら、今回の再演の企画に対する自分の気持ちというか思うところは、だいぶ違っていたのではと思います。

那覇公演にも、たくさんの素敵な方々が力を貸してくださいました。
その方達が協力してくれたからこそ、実現できた公演でした。
ほんとうに、ありがとうございました。
観に来て下さった皆様も、ほんとうにありがとうございました。

沖縄は、神保は初めてだったんですが、ハードな公演でもありましたし、遊んだりはしなかったですし、見て回ることもできなかったですが、それでも温かい人たち、美味しい食べ物に触れ、空気や時間の流れを感じることができました。
今度、プライベートで訪れてのんびり過ごしたいと思ってます。

IMG_0366_sRGB
↑毎ステージのロウソクの準備は大体神保がやってました。

この戯曲は僕が見つけてきて、上演できないかと持ちかけて、翻訳したものですが、べつに、「この作品を通してこういうテーマを、メッセージを伝えたい」というような意識があったわけではなく、優れた手強い戯曲で、演じてみたい役があったから、という動機からのスタートでした。

ありがたいことに多くの人に観ていただけて、たくさんの感想を伺うことができました。
いろんな感想や意見を聞くことができましたが、うまく整理できないでいる、という印象の方が多かったように思えました。
この作品が、答えの出ない、でも、考えて、向き合わなければならないことを描いているからだと思います。
だから、「観終わった後、各人の中にうまく処理できない何かが残れば、この芝居はうまくいったということなんじゃないか」と考えるようになりました。
そして、この再演はうまくいったのではないかと思っています。

感想ツイートまとめ → ● 

この作品、まず初演がうまく実現したことがものすごい幸運の重なりでしたが、こういう形で再演がやれて、またまたものすごい幸運の上重ねをしてしまいました。
共演の西田夏奈子さん、演出の川口典成くんに感謝。この2人が神保の誘いに乗ってくれたからこそ、二度も面白い芝居が作れて、たくさんの得難い経験ができました。

IMG_0374

ありがとうございました!

    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

『ザ・モニュメント 記念碑』東京公演が無事終わりました!

寒くて雪が凍結している道のりを我々の舞台を観るために足を運んでくださった皆様には本当に感謝です。
2014年の初演と同じ会場で、同じメンバーで上演して、うれしいことに前回以上に好評だったように思います。
動員数も初演を上回ることができました!
感想ツイートまとめ → ● 

IMG_1796

東京公演の舞台は前回と同じ設えでやりました。
やっぱりこの作品と合った空間だと演じていて感じました。

振り返ってみると、東京公演全6ステージの中で、西田夏奈子さんと神保の芝居は少しずつ変化してました。
演出からの指示で修正しているところもあるんですけど、生ものの舞台で、ましてや二人芝居なので、一方の出方が少し変化すると相手もそれを受けて変化して、作品も毎ステージ微細に変わっていたんじゃないかな(もちろん核となる部分はどうあっても変えませんが)。

大阪の初めての会場で新鮮に再演をスタートさせ、
初演で馴染んだ東京の会場で作品を更に充実させ、
そして最後の公演の地、那覇へ

今週末3日(土)、4日(日)にひめゆりピースホールにて公演を行います。
ありがたいことに先週金曜の「沖縄タイムズ」に情報を掲載して頂きました。
これから他の媒体でも取り上げて頂けそうです。
ひとりでも多くの方に観て頂きたい、そして感想を伺ってみたい舞台です。
ぜひ、お越し下さい。お待ちしています。

公演ページ→ themonument14.webnode.jp
    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

IMG_1784

公演も中日を過ぎました。
『ザ・モニュメント 記念碑』再演、好評公演中です。

カーテンコールがダブルになる回もありました。
初演をご覧になったお客様も前回より良くなったと仰って下さいます。
うれしい。

感想ツイートまとめもご覧下さい →

東京公演のあとには那覇公演が控えています。
この作品が沖縄の地でどのように受け止められるのか。

というわけで、引き続きがんばります。
ぜひお越し下さい!

    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

大阪公演から帰ってきました。
『ザ・モニュメント 記念碑』という今回の芝居、2014年の初演と同じ、演出家と俳優の全3名だけで公演することは何度か書いてると思いますが、もちろん大阪へもその3人だけで行きました。
現地には、我々の公演に協力してくださる心優しい方々がいて下さいました。
その方々の助けがなければずっと大変だったろうし、ひいては作品の出来に影響したかもしれません。本当にありがたかったです。

↑ 朝日新聞夕刊にも取り上げて頂きました! なんと高石市長もご来場くださり、おどろきました。

二日間全2ステージの公演で動員は決して多いとは言えませんでしたが、カーテンコールでは熱のこもった拍手を頂き、終演後にごあいさつさせて頂いた感触からも、皆さま充実した観劇体験となったようでした。

アプラたかいし小ホールでは舞台上にステージと観客席の両方を設ける、シアター・オン・ステージの形で上演しました。
IMG_1774
なので、客席から見ると役者が演じるステージ(手前の黒いスペース)の奥の闇に客席が広がって見えて(この写真では明るいけれど)、奥の柱に文字が投影される。
劇場のスタッフさんの協力もあって、目の前の臨場感もあって空間の広がりと奥行きもある、この作品に合っていて、面白い空間でやらせてもらうことができました。

約4年振りに上演してみて、芝居は確実に初演よりよくなっていると感じます。
前回のよいところはそのままに、戯曲の面白さ巧みさがさらに増して、豊かになっています。
未見の方はもちろん、初演をご覧になった方にもぜひ観て頂きたい芝居です。


東京公演は今週25日から28日、そして那覇公演が2月3日・4日です。

初演を観て、
「あの舞台はいまだに強く印象に残っている」
「再演も観たい」
「多くの人が観るべき」
と言ってくださる方がたくさんいてくださる、そんな強烈な芝居です→初演時の感想ツイート

正直、今回を見逃すと次はもうあるかどうかわかりません。
ぜひ、劇場へお運び下さい!
    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

2018年もよろしくお願いいたします。

年末年始、いかがお過ごしでしたか。
神保は年末年始はなるべくのんびりせず、通常運転の生活をしてました。
正月らしいことといえば、元日の夜明け前に初詣てしたことくらいかな。

というのも、今月20日から公演が始まる『ザ・モニュメント 記念碑』が戦争を描いた作品なので、これまでの稽古で自分の中に生まれてきたものが正月ボケでリセットされちゃったら嫌だなあということで。

でも、そんな禁欲の甲斐あってか、年明けて稽古が再開されてからも順調に進んでいます。

↓ 年明けから嬉しいニュース。『子午線の祀り』の演出で野村萬斎さんが千田是也賞を受賞されました! やった!


今回、『ザ・モニュメント』再演にあたってまず演出と役者で、戯曲を読み直して翻訳を点検するという作業を行いました。

初演時は、神保初の翻訳でしたし(もちろん作者サイドには拙訳で上演許可頂いてます)、お客さんにちゃんと内容が届くのか心配ではあったんですが、嬉しいことに、褒められこそすれ、わからなかったという声はなくて。

で、今回の上演では、「ここまで説明的にしなくても伝わるな」というところは言葉をシンプルにしました。
また「こういう解釈もできるんじゃないか」という箇所は訳し直しました。
こういうことが出来るのも再演だからこそ。

そうして稽古に入って作品と役に向き合って行く中で、芝居が前回から変化したところも結構出てきてます。
おかげで初演より作品が豊かになっている、と稽古していて感じます。
初演より良い作品にしないとね。再演なんだし。

ぜひ、劇場へ足をお運び下さい、観て下さい。
渾身の舞台です。

〈大阪〉アプラたかいし小ホール 1月20日・21日
〈東京〉プロト・シアター 1月25日〜28日
〈沖縄〉ひめゆりピースホール 2月3日・4日
詳しくは公演ページを。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

どうも。こないだBluetoothイアホンを初めて買って、すっかり気に入って「いい買い物をした」と満足してる神保です。
移動中は専ら音楽かポッドキャストを聴いてる人間なものでね。

↑ 上げる写真がなかったので1年前に香川の直島に行った時のを(なぜかモノクロ処理)。

さあ、2017年も終わりということで。
振り返って、今年は出演本数こそ少なかったけれど充実したお仕事をさせてもらえたなあ、と思います。

『子午線の祀り』は、野村萬斎さん新演出の初演ということで座組み一丸となってがんばりました。
そして再演したいと思って頂けるような舞台となりました。

その次の映画の撮影では、ようやく長編作品への出演が、ちょこっとではあるけど、果たせました(まだ詳しいことが明かせないのはご容赦を!)。

しかしなんといっても今年特筆すべきは、狂言に出演させて頂けたこと、ですね…!
摺り足も習ったことのないこんなシロウトが、野村万作さん、萬斎さん、万作の会一門の皆さんと同じ板の上に立ってたなんて、うそみたいな経験でした。



フリーランスでやってて、今年のような仕事ができると「まだ捨てたもんでもないな」と思えますし、精進を続けようと改めて気が引き締まります。

萬斎さんや世田谷パブリックシアターの方々、件の映画の監督(まだ名前が出せないのはご容赦を!)、昨年の舞台ですけど紀里谷和明さん、そういった方々が芸能プロダクション等に所属していない役者にも機会を与えて下さったのは、うれしい希望であります。


2018年はどんな年になるか、何をやるのか、相変わらず皆目見当がつかぬ。えへん。
とりあえず旅行したいな、とは思ってます。またニューヨークにも行きたいなあ。

『ザ・モニュメント 記念碑』再演までひと月を切りました。
2014年以来の上演、その間の経験をぜんぶ生かしてもっとよい作品になるよう、稽古してます。
年内最後の稽古では今回初めての通し稽古をしましたが、初演の時とは違う新しいところに行けそうです。いい感じです。
ぜひ観に来てくださいね!


ではまた来年に。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

と、いうわけで!

来年1月に『ザ・モニュメント 記念碑』を再演することになりました!

『ザ・モニュメント』がどういう公演だったかというのは、初演時に詳しい経緯を書いたのですが簡単にまとめると、


神保が何か難しい作品に挑戦したい

 ↓

日本未上演の二人芝居 The Monument (コリーン・ワグナー作、カナダ総督文学賞受賞作品)に出会う

 ↓

過去に何度も仕事した演出家の川口典成くんを誘い、相手役を女優の西田夏奈子さんにお願いする

 ↓

神保が戯曲を翻訳し、3人だけの自主公演で2014年に日本初演を果たす

 ↓

ありがたいことにたくさんの好評を得る


という芝居でした。

image
これが英語の戯曲本。amazonで買ったのでした。


上演して、手応えはあったし、もっとよくなる可能性も感じていたので、前回の公演が終わった時に「またやりたいね」とは言っていたのですが、何しろ3人だけでの公演、濃度の高い作品だったので棚上げになっていました。

そうこうしているうちに3年が過ぎ、ようやく動き出したというわけです。


再演にあたり新たな挑戦として、初演と同じ東京のプロト・シアターに加え、

大阪 アプラたかいし小ホール

沖縄 ひめゆりピースホール

での上演を行います!
これも、前回終わった時に「次は他の土地でもやりたいね」と話していたのですが、今回力を貸してくださる方々がいらして、実現できることになりました。



自分で見つけた戯曲だったし、自分の翻訳で上演許可を得ての自主企画で日本初演、役者としては初の二人芝居、しかも奇跡的に全てがうまく運んだという、とても思い入れの強い作品。
再演では更に上を目指して取り組みます。

ぜひ、観て頂きたい作品です。

チケット予約受付中!!
どうぞよろしくお願いします!

    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

「ドラゴンクエストⅪ」が楽しかった‼︎
発売日からどっぷり遊んでました。 

久しぶりのドラクエ、かつてのようにがむしゃらに先に進むよりもじっくり世界とストーリーを味わいたい余裕が自分の中に生じていて、「ああこれがオトナになったということか」とヘンなところでしみじみ。
旅の仲間とのエピソードはもちろん、町の人達のちょっとした言葉なんかにもグッと来たり、2011年の震災後の作品だということを感じさせられるところもあったり。

ファミコン世代の神保は「ドラクエ勝廾奮阿倭敢逎廛譽い靴討泙垢韻鼻△劼腓辰箸靴椴鯊絅轡蝓璽挫罅∈2鵑一番楽しませてもらったんじゃないかな(現在のゲーム達成度88%)。


↑ 忘れた頃に『子午線の祀り』オフショット(いえ今回特に写真がなかったもんで)。


この夏、ドラクエの他には、とある撮影で地方に行ってました。

恥ずかしながらいい歳して、これが実質的にはキャリア初の、本格的な映像での仕事でした。
だもんで、ロケバス移動、屋外ロケ、現場での待ち時間、虫除けスプレー、天候待ちといった、撮影現場での日常風景に密かにうきうきしてしまっていた、かなり遅れて来た新人なのでした。

でもそういうことを差し引いても、とても刺激的な現場だったのです。
だったのですけど、どんな作品かはいまはまだ明かせないわけでして。
勝手な予想では来年には観られるんじゃないかと思ってるんですが。

完成作品ではどのくらい出てるのかなあ。
あでも神保が出てようとなかろうと、これは注目作品です。請け合います。
なんだかよくわからないだろうけど乞うご期待!


↓『子午線の祀り』はBSプレミアムで10月1日深夜に放送予定です。お見逃しなく。


    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

『子午線の祀り』、全20ステージ終了しました!



座組みのチームワーク、作品、観た方の評判、のすべてがよかった、幸福な公演で、役者をやっていて何年かに一度あるかどうかという幸運な出会いでした。

チームワークの良さは勿論、我らを率いた総大将、野村萬斎さんの存在あってこそ。
萬斎さんは演出して主演して、どれほどのエネルギーが要ることかと思いますが、作品を更に良くしたいと、公演の最後の最後まで修正、変更を行い続けていました。
その強大なパワーに刺激され続け、常に新たな気持ちで舞台に臨むことができました。

しかも、大変な稽古を乗り越えて鍛えられたこの座組み、開演前の変更を受けて柔軟に対応できちゃうのです( たぶん通常そんなことはできません)
これだけ様々な個性、出自、キャリアの集まりなのに統一感を生んだキャスト勢、そして支えて下さるスタッフさんも合わせて、何ともすごいチームでした。

世田谷パブリックシアターは連日満員で、口コミやリピーターで更に来場者が増えて、公演終盤には立見が出るくらいの大盛況、早くも再演希望の声が出ていて、これ以上にやり甲斐のある反応はありませんでした。

実は今作、神保にとって初めての時代物でした。
萬斎さんは我々若手勢に「これで(今回身についたもので)みんな大河ドラマにも出られるよ」なんて言って下さいましたが、様々な方々から沢山教えて頂いたお陰で、拙いながらもやりおおせることができました。

新しい『子午線の祀り』に関われたことを誇りに思います。
またいつかこのメンバーで再会できたら素敵だな。
ありがとうございました!



さて、神保の今後の活動予定は、映像の仕事などがあって、舞台はしばらく先になります。
『子午線』のような大作の次に取り組むものとしてうってつけの芝居。
お知らせできるのは少し先になりますが、よろしければ気にかけてやってくださいませ。


    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

『子午線の祀り』は残すところ5ステージとなりましたが、ここいらで、この作品における群読以外での神保の主な登場シーンの解説をば(ネタバレあるかも)。


・児玉党(第一幕)
一の谷の合戦で敗走する知盛達を追撃する一群の、大将(と覚しき者)。
昨年のリーディング公演でこの役割を務めており、その成り行きで今回の公演もやらせて頂いてます(昨年も成り行きで自分になったんですが)。
児玉党の登場から平家物語の世界に一気に突入するので、そういった意味では大事な役回りですかね。

・源氏勢(第二幕)
船戦さの訓練を一度もしていないことを心配する「いま一人の武士」。
これもリーディング公演に続きやらせて頂いてます。
ひと言のせりふですけど、この後で景時が義経と言い争う時にこの言葉が口論のネタに使われて慌ててます。

・軍評定(第三幕二場)
壇の浦の合戦で松浦の党を率いて船団第二陣の大将を受け持つ越中次郎兵衛盛嗣こと平盛嗣。
負けが込んでる平家にとって翌日の合戦で存亡が決するとあって、この評定は大将軍の知盛をはじめ全員が気合漲っており、演っていて高揚します。

・壇の浦の合戦(第四幕)
幕開けは盛嗣で第二陣に立っています。
義経の特徴を挙げ連ねて、こいつを倒せと侍たちを煽って士気を更に揚げます。要は外見の悪口なんですけどね。
この味方への煽り、三陣の知盛と景経に始まり先陣の景清へと右肩上がりに盛り上がって来て、最後に二陣の盛嗣に番がまわってくるので、自分のところで昂ぶりが頂点になるよう、全力です。

その後はいつの間にか平家の名も無き侍に変わり、と思っていたら源氏方の侍になって、またいつの間にか平家方になってと、合戦の間はあっち行ったりこっち行ったりしてます。

最後は宗盛を海に突き落とす平家の侍どものひとり。
味方が次々と入水している中でただ茫然としてる平家の宗主が余りに情けなくての行動ですが、海に入った後も沈まずに泳いでる宗盛を見てどう思ったんだろう、このひとたち。


てな感じでやらせて頂いてます。

IMG_1634
↑ 衣裳つきで稽古した日にピース。

さて、公演の終わりが見えてきましたが、実はこの段階に到っても細かいところで演出上の修正、変更が加えられています。
この一週間のうちにも群読の調子や動きなども改良されてます。
もっともっと作品を良くしたいという野村萬斎さんの果てなき野心はすごいです。

更なる進化を目指し、座組み一丸となって千穐楽まで駆け抜けます!
    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

このページのトップヘ