『子午線の祀り』、全20ステージ終了しました!



座組みのチームワーク、作品、観た方の評判、のすべてがよかった、幸福な公演で、役者をやっていて何年かに一度あるかどうかという幸運な出会いでした。

チームワークの良さは勿論、我らを率いた総大将、野村萬斎さんの存在あってこそ。
萬斎さんは演出して主演して、どれほどのエネルギーが要ることかと思いますが、作品を更に良くしたいと、公演の最後の最後まで修正、変更を行い続けていました。
その強大なパワーに刺激され続け、常に新たな気持ちで舞台に臨むことができました。

しかも、大変な稽古を乗り越えて鍛えられたこの座組み、開演前の変更を受けて柔軟に対応できちゃうのです(たぶん通常そんなことはできません)
これだけ様々な個性、出自、キャリアの集まりなのに統一感を生んだキャスト勢、そして支えて下さるスタッフさんも合わせて、何ともすごいチームでした。

世田谷パブリックシアターは連日満員で、口コミやリピーターで更に来場者が増えて、公演終盤には立見が出るくらいの大盛況、早くも再演希望の声が出ていて、これ以上にやり甲斐のある反応はありませんでした。

実は今作、神保にとって初めての時代物でした。
萬斎さんは我々若手勢に「これで(今回身についたもので)みんな大河ドラマにも出られるよ」なんて言って下さいましたが、様々な方々から沢山教えて頂いたお陰で、拙いながらもやりおおせることができました。

新しい『子午線の祀り』に関われたことを誇りに思います。
またいつかこのメンバーで再会できたら素敵だな。
ありがとうございました!



さて、神保の今後の活動予定は、映像の仕事などがあって、舞台はしばらく先になります。
『子午線』のような大作の次に取り組むものとしてうってつけの芝居。
お知らせできるのは少し先になりますが、よろしければ気にかけてやってくださいませ。