台詞を覚える(芝居をやる人は「入れる」という表現をよく使いますが)。
まあ、いつもの作業です。
特に苦に思ったことはありません。

今回も苦ではないです。が、ちょっと大変な感じがします。
お喋りな役なのです。
一日で入る台詞の許容量というものがあるとしたら、それを超えるペースで入れていかないとちょっと間に合いません。
久しぶりに、脳が、具体的に筋肉痛を起こしているのを実感しています。

ちなみに1月に演じた役と比較すると(口数が少ない人物だったこともありますが)、その100倍くらいは喋っているのではないかと。
いやホントに。

昨日は、ある程度台詞が入ったので、稽古前に共演者の八重柏泰士くんを捕まえて台詞合わせをやってもらったのですが、

神 「じゃいくよ」
八 「どうぞ」
神 「……」
八 「……?」
神 「……台詞なんだっけ」

と、どあたまの台詞がどうしても出てこないという(その先の台詞は分かるのに)、コントみたいなことになって、笑いました(いやいや笑いごとじゃない)。

稽古帰りの電車内で、本なんか読んでても内容が全く頭に入って来ないので、ポケーっと虚空を見つめる時間にしています。

全三幕
そして今日は、上演台本を手掛ける清末浩平くんが台本を最後まで完成させました。
どんどん台詞を入れていかねば。
早く筋肉痛を乗り越え、もっと鍛えられた脳になりたいものです。