北野武監督が羽織袴にちょんまげかつらの出で立ちで、カンヌ映画祭のレッドカーペットを歩いたという。
それってなんかすごくいいな、と思った。
カンヌ映画祭という権威ある場と、権威として扱われる自分を茶化してしまう羞恥心と、芸人ビートたけしとしてのアイデンティティーが感じられて。
そもそもこんな行為は、才能が認められていなければ到底できないわけだし。

何もあんな場でふざけてみせなくても、と眉をしかめる方もいるだろうが、僕は、凄いな、格好いいなあ、と思ったのでした。