今週は、三人芝居の翻訳劇を2本観た。
とはいっても、この条件で狙って観劇したわけではなく、後になって(というかこれを書き始めてみて)共通項があったことに気づいた。まあ狙ってもなかなかこの縛りでの連続観劇は難しいだろうけど。

フランスのウージェーヌ・イヨネスコ作『授業』(東京乾電池)と、
イギリスのシャン・カーン作『CLEANSKINS』(新国立劇場)。

で、結論から言うと、どっちの芝居も凄くよかった。
いい戯曲だし(『授業』は不条理劇の名作と呼ばれている)、翻訳劇臭さがほとんど感じられなかったし、少人数ならではの濃密な空気をたっぷり味わうことができた。
どちらもまだ公演中なので詳しいことは書かないけれど、面白い作品だった。

あ、そういえば自分が夏にやる芝居も翻訳劇なんだった。
でも、シェイクスピアとなると、翻訳劇は翻訳劇だけども、たくさんの修飾に溢れたレトリックを使うこととか、一度喋りだすとしばらく喋り続けてるような人がよくいるとかの特色の方が強いから、翻訳劇をやる、というよりもシェイクスピア作品をやる、という意識の方が強くなるのかもしれない。

そういえば、大型連休が始まるんですね。
僕にはほとんど関係ないんですけども、お休みになる皆さんにとって素敵な連休になりますよう。