そんなわけで、約一週間の稽古を経て、大分県玖珠公演の五日間、東京公演二箇所での五日間を終え、カクシンハン『じゃじゃ馬ならし』は無事に幕を下ろしました。

大分の玖珠公演は、お子さんからお年寄りまでの幅広いお客様相手に演じるという点で新鮮でした。
東京でいつもやっているような、舞台と客席との関係にどこか暗黙の前提のようなものがある舞台公演とは違った緊張感と面白さを感じることができましたし、それだけにお客様からの笑いや温かい拍手はまた違った喜びを与えてくださいました。

東京では公演会場が二箇所に分かれ、大分とは打って変わった小さなサイズの会場で、早替えや道具の出し入れがやりづらくなった中で、なんとか同じ速度感を出せるように皆で苦心し、しまいには「ミスったってまあ何とかなるでしょ」という開き直りにも似た境地に到達することができました(いいのかそれで?)。

この芝居、思い起こせば、初演は急遽出演することになって短めの稽古期間で仕上げたもので、今回も再演への出演はないだろうと思っていたらまた直前にオファーがあって再びやることになり、自分にとってはいきなり降った湧いたような事態でほぼ瞬発力で作って演じた舞台なのでした。

でもこの作品はそういう勢いで乗り切っちゃうところが案外合ってたのかもしれないな、と思います。

暑い中、ご来場頂きまして誠にありがとうございました。
またお会いしましょう。