『カクシンハン版 リチャード三世』、そして『ヘンリー六世 三部作』。
うれしいことにどちらも好評です!
なんでも、『リチャード』を観て『ヘンリー』も観たくなるお客様が続出らしく、その逆もまた然りなようで。
土日には『ヘンリー』『リチャード』の順に両方とも上演するのですが、そういう回には一日シアター風姿花伝で過ごして全作通して観劇されるお客さんも少なくなく、通し上演だった22日の『リチャード』のカーテンコールではなんと、トリプルを頂きました。
これ、小劇団公演では普通ありえないことです! (小劇場でこういう通し上演をすること自体が普通ではないんですけど)
お時間割いて長時間の観劇に耐え(?)、あまつさえ面白いと思って頂けるのですから、「ああ、がんばって稽古してきてよかったなあ」と座組一同感じておりますよ。
さて今回は、神保が演じている役について(多少のネタバレになるやも)。
『リチャード三世』では、
ダービー伯スタンリー卿、暗殺者1、市民
を演っています。
スタンリーは、特に劇の前半では他の貴族たちに比べてあまり喋らず地味な印象の人物です。
しかし、周りがどんどん粛清されてゆく中で気付いたらひとり生き残っており、なんとかしなければならない状況になっていくのです。
やたらとアワアワしてる様をお楽しみ下さい。
暗殺者1は、スタンリーの合間に早替えで演ってます。
スタンリーとは極端に性質の異なる役なのでむしろ切り替え易い。
こちらはガラの悪さをお楽しみ下さい。
市民については、まあいいや。とにかく騒いでます。
『ヘンリー六世』では主にウォリック伯爵を演じます。
このウォリックという役が、これまでも何本かシェイクスピア作品をやらせてもらってますが、演じてきた中では一番のお気に入りになりました。
この人の性格が好き、なのかな。脇役なんだけど、演じていて楽しいです。
そんな楽しんで演じている様をお楽しみ下さい(なんだそりゃ)。
ほかにも第一部ではアランソン公爵、第二部では陳情者1や隣人2などを演ってますが、これらはなんだろう、ま、遊んでるようなものです。
そういうわけで、残すとこ一週間。
ひと月公演中の『リチャード三世』は、評判を聞きつけた方々やリピーターでご覧になる方々などでチケット予約が増加し、完売の回も出ています。
まだ席のある回もありますので、詳しくはカクシンハンまでお問い合わせ下さい。
『ヘンリー六世』も6回だけの公演ということもあり残席が少なくなっています。
このラストチャンスをお見逃しなく!
僕達は最後まで駆け抜けます!