ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保が身のまわりのことやら自分に起こったことやら考えていることなどを書き綴った、その記録。

2012年03月

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母校の演劇部に行ってきました。

きっかけは、校舎の改修のために演劇部室が取り壊されることになり、折角だからその前に集まろうという顧問の先生からの呼び掛けでした。

僕の二つ上の先輩から現在に至るまで各学年の元部員たちが総勢50人くらい集まり、ただでさえ狭い部室はぎゅうぎゅう。
高校における演劇部なんて、まあ残念ながらマイナーな存在なのに、しかしそれだけの人数が再び集まったことに驚きました。

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↑ 現在の部室にはいろんな芝居のチラシが貼ってあって、中には2006年の『白夜の女騎士』も。貼った子は元部員が出演してたことなんて知る由もなかったでしょうが。

集まりには現役生も来ていて、少し話をしました。
聞けば、いまは高校生の部員はおらず、中学生の女子のみだとのこと(中高一貫校なのです。僕は高校からの入学でした)。
そこで、今度僕が部活に来て稽古を見ることになり、別の日に再び部室に行きました。
シアターゲームや台本の読み合わせを一緒にして、3時間半があっという間に楽しく過ぎました。

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みんな、演じることが楽しくて、まだ知らないことだらけの世界に胸躍らせていました。
そんな彼女たちの稽古を見ながら、僕は「ああ、こういうことだったよなあ」と、懐かしい部室の片隅で思い返していました。

……しかしちょっと待てよ。
ここにいるのは13歳か14歳の中学生……てことは……え? 彼女たちが生まれた年に俺この学校卒業してたってこと!?
ちょ、いいのかこれ!? 神保センパイとか呼ばれてる場合じゃないよ! ちゃんとできてないダメなオトナじゃんか! ただのムサいオジサンじゃんかあああ!

……と、僕を前にして緊張するティーンたちを前にして、こちらもよくわからん苦悩をしていたのでした。やれやれ。
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来月から新年度。
それに合わせてちょっとリフレッシュしたいなと思って、少しずつ所有物を整理して、身を軽くしているところです。

それほどモノへの執着はない神保ですけど、処分するという行為が億劫というか面倒に感じてしまうタチでもありまして。
本は十年以上全く処分してないから、本棚に入りきらなくなってる。
ビデオテープやDVDなんかも、もはやちょっとしたライブラリです。

なので、先月から出かける度に、少しずつ本を持ち出して近所のブックオフで買い取ってもらってます。

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ただ、演劇関連の書籍を中古本として売るのことは躊躇われるのです。
というのも、演劇関連の本は悲しいかな、その多くが出版から何年か経つと絶版となって入手しづらくなるのです。
僕自身も、20代前半の頃には、絶版の書籍を探し求めて神保町によく行ってました。
そういった本たちを近所のブックオフに売ってしまって果たしてよいものか!?

だったら神保町に持ってけばいいじゃないかよって話なんですけど、でもね、本、いっぱいあって、持ってくの重たいんだもの。
てなことをツイートしたところ、「だったらちょうだいよ」と数人の芝居の仲間たちが言ってくれて、引き取ってもらうことになりました。よかったあ。

そうして日々少しずつ整理し、懐かしい本やビデオたちと再会しています。
中には十年ぶりくらいの邂逅も。

演劇のこととか演技のこととか何も知らなくて、それを教えてくれる本との出会いひとつひとつが衝撃で感動だったあの頃。
いま再び出会って、これらの本やビデオたちが、いかに現在の自分の血となり肉となっているのかを再発見しています。

だから、心のどこかでは本たちを手放さずにおきたいのだけれど、でも、やはり手放していいのだと思います。すでに自分の一部となっているのですから。


さて、近いうちに舞台の予定をお知らせできそうです。春にちょこっと、その後は夏にも。
どうぞよろしく!
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