ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保が身のまわりのことやら自分に起こったことやら考えていることなどを書き綴った、その記録。

2011年09月

チラシ
↑ 『復活』チラシは2バージョンあります。こちらが別バージョンの表面。

ピーチャム・カンパニー『復活』(チケット発売中!)、10月下旬の初日に向けて稽古の毎日。
野外公演ですが、稽古は屋内でやっています。
手狭な稽古場で芝公園の集会広場を想定した演技をしていると、やたらと大きな芝居をしてる気がして恥ずかしなったりもするもんですが、まあ、仕方ない。

少し前のことですが、野外劇の感覚を摑もうということで、みんなで某所の河川敷に行きました。
台詞を喋ったり、遠くから駆けてきたり、いろんなことをやってみましたが、「やっぱり劇場でやるのとは全然違うんだ」という、当たり前すぎる事実を、身をもって実感できました。
なにせ広い空間ですから、登退場の際には、数十メートルの距離を移動しないとならないのです。
そりゃあ、全力疾走もすることでしょう(いちいちふつうに歩いていたらいつになってもお話が先に進みませんから)、大きな声で喋ることでしょう(しっかり声張らなきゃ到底聞こえません)。

しかし、野外の開放感は楽しい!
いま作っている芝居にあの開放感がプラスされたら、まただいぶ違った面白さが出てくるのではと楽しみにしてます。
芝居が出来上がってきたら、随時、外での稽古も行う予定です。


先日は、そんな稽古の合間を縫って、来年1月に出演する舞台のチラシ用写真の撮影に行ってきました。
撮影場所及びキャストのスケジュールの都合上、深夜0時に始まって、終わったのは3時でした。
その日がキャストの初顔合わせだったのですが、深夜帯ということもあってか、和気あいあいで楽しい撮影でした。
撮った写真を見せてもらったら、なんか、すごくカッコイイし!
チラシの仕上がりが楽しみです。
たぶん『復活』の公演会場で配布されると思うので、ぜひ、ご覧になってみてくださいねっ。
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『身毒丸』を観てきました。
朝起きた時から楽しみで楽しみで、1時間早く劇場に着いてしまったくらいでした。

なぜかというと。

9年前の2002年に上演された『身毒丸』の出演者でした。
当時はニナガワカンパニーに入ってまだ2年目で、カンパニーメンバーが総出で参加するような舞台の時に出演させてもらえるような感じでした。
初めて個人としてキャスティングされたのが『身毒丸』でした。
再演作品への出演は初めて(稽古期間が短くて大変でした)。
地方公演も初めて。長丁場の公演も初めて(全国6都市で全65ステージでした)。
いろんなことが初めてづくしでした。

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また、自分にとってこの作品は、高校演劇部で芝居を始めたばかりの頃にテレビで藤原竜也くんの『身毒丸』ロンドン公演の密着ドキュメンタリーが放送されていて、それをビデオで観返しながら、「いつかこんな芝居に出られたらな」と何度となく夢想した芝居でした。
(ちなみに、今回の『身毒丸』出演者の茂手木桜子さんは、僕の出演した2002年の名古屋公演を観たのが蜷川さんの作品に出たいと思ったきっかけだったそうです。こうして繋がっていくんですね)

カンパニー自体も作品同様に素晴らしくて、全員がこの作品が好きで、参加していることを誇りに思っているのだといつも感じていました(もちろん自分も)。
2008年に再演された時は客席で観て、すごい作品に関わっていたんだなと改めて興奮しました。
だから、蜷川さんのところにいた時期の出演作を聞かれたら『身毒丸』を挙げています。ひとことの台詞もなかったのに。

その『身毒丸』が、今回は大竹しのぶさんの撫子で、演出も台本も変わったとのこと。
だからそういうわけで(前置きがすごく長くなりましたが)、とてもわくわくしながら客席についたのです。

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びっくりしました。懐かしいようでいて全く新しい『身毒丸』でした。
9年経ったとはいえ自分の身体に染み込んでいる言葉、音楽、演出の中に、新しい要素がぽつりぽつり入り始め、気づけば全くの別物になっていました。
「藁人形の呪い」のシーンの大竹さんの凄まじさに総毛立ち、全く異なるエンディングに呆気にとられました。
すごかった。面白かった。

終演後に楽屋にお邪魔して、これまでの『身毒丸』から続投しているスタッフ、キャストの皆さんにごあいさつしました。
大竹さんや六平直政さんにも久しぶりにお会いできました。
懐かしくてうれしくて、あの頃の自分に戻ったようでした。
この感覚は『身毒丸』だからこそ起こったんだと思います。

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今回の投稿、観劇の興奮冷めやらぬうちに書いたため分量、思い入れ共にたっぷり過ぎるものになりましたが、新しい刺激とノスタルジーをこんなにも強烈に、同時に受けることなんてそうそうあるもんじゃないですから、どうか目をつぶってやってくださいね。
クールダウンするために、これから、2002年の『身毒丸』のDVDを観ようと思います(逆効果かな 笑)。

そして、秋に出演する野外劇に向けての気合いが更に強まりました。ご期待下さい!
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