ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保が身のまわりのことやら自分に起こったことやら考えていることなどを書き綴った、その記録。

2010年10月

『乱歩の恋文』稽古も最終盤。
日曜には稽古場を撤収し、月曜から劇場入りです。

稽古場は池袋にあるのですが、なんとそこから歩いてすぐのところに江戸川乱歩の終の棲家があるのです。
ううむ。なんとも縁(えにし)ですなあ。

ということで、旧江戸川乱歩邸へ稽古前に出演者数人で行ってきました。
乱歩邸標識
立教大学の敷地内にあります。こういう道標があります。
『うつし世はゆめ よるの夢こそまこと』

乱歩表札
一見、普通の民家です(気付かず通り過ぎてしまいました)。
平井太郎とは乱歩の本名。隆太郎は乱歩の長男です。

応接間
応接間が公開されています。原稿を待つ編集者が詰めていたのでしょうか。

見学
乱歩の私物、書籍、写真などが展示されています。それを見ながら感想を言い合うキャストたち。

乱歩土蔵
乱歩は土蔵の空間を好んだそうですが、現在は中に書籍が収容されているそうです。

本で読んだりして知っていくのとは違う形で、実在したひとりの人物としての江戸川乱歩のイメージが膨らんだ、旧乱歩邸見学でした。
稽古場に籠もってずっと芝居している共演者の皆とこういう時間を過ごすのは新鮮でした。

稽古場では最後の追い込みに入っています。
公演はいよいよ来週水曜から。チケットが残り僅かな回もありますのでどうぞお早めに。

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稽古終了後の様子です。
手前にあるのは舞台の模型。これがすごいんですよ〜。

稽古期間残り1週間。通し稽古もしています。
これまでの稽古でみんなでいろんな可能性を探ってきましたが(もちろんこれからも探るのですが)、いよいよ来週に迫った初日へ向けて、作品の形が急速にはっきりしだしています。
いろんな人のイマジネーションが掛け合わさって作品が出来ていくプロセス、それが今回はいつにも増してわくわくするようなものです。
劇場に、全ての要素が揃い、お客さんが入った時、かなり強力な化学反応が起きそうな予感があります。

ところで最近気付いたんですが、今回の『乱歩の恋文』、僕にとって三十代一発目の芝居なのです。
仮に神保二十代の集大成というものがあるとしたら、それは『怒りを込めてふりかえれ』で出せた感があるので、今回の芝居は、そこからまた違う自分に出会い、新しい手札を獲得する第一歩になったらな、などと思ってます。
そういう意味では今回の役、良い巡り合わせかもしれません。

睡眠不足をおして書いたら、真面目になっちゃいました。でもこんなのもたまにはいいよね。
てなわけで、どんな素敵な化学反応が起きるのか、また、幕が開く前なのにうっかり大層な御託を並べてしまった神保はどうオトシマエをつけるのか、ご覧になってみて下さい。
面白い作品になりますよ。

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金原さん
休憩中の金原直史さん。昨年の『下谷万年町物語』に続いて今回2度目の共演です。

ごぶさたしてました。
てがみ座『乱歩の恋文』の稽古は日々、ぐんぐんぐぐんと進んでいます。

顔合わせからひと月が経ちましたが、お互いに打ち解け馴染んできて、加えて稽古場の緊張感と集中力も増して、優れたカンパニーが形作られつつあります。

……と書いてしまうとなんだか堅っ苦しいですが、まあカンタンに言うと、愉快で楽しい座組みなのです。
「チャーミング」という表現がドンピシャな役者さんが男女問わず、わんさかいます。
毎日、つい吹き出しています。腹抱えて笑っています(断っておきますがコメディーの稽古ではありません)。

まだまだ制作途上ではありますが、他に類を見ない作品になるのではないか、そんな予感が!
そんなわけで、11月はぜひぜひ王子小劇場まで足をお運びくださいませ。

公演詳細・チケット予約のページはこちら!!

神保個人といたしましては、今回も、いままでやったことのない演技と役に取り組んでいますので、そこらへんもお楽しみに。

ちなみに、「江戸川乱歩は知ってるけど、作品は読んだことないんだよなあ」という方には、
江戸川乱歩傑作選
『江戸川乱歩傑作選』(新潮文庫)が、代表的作品が数多く収録されていて、値段もお手ごろでオススメですよ。
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10月に入りましたね。ってことは、今年は残り3ヶ月。……むむぅ。
『乱歩の恋文』の稽古が着々と進む今日この頃です。

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そんな稽古の日々の合間に芝居を観たり、映画を観たりしています。その中から2つをピックアップ。

farewell
シンプリー・レッドのコンサート。
25年間の活動に幕を下ろすFarewellツアーの日本公演です。

母親の影響で子どもの頃から聴いてて、コンサートはStarsツアーをシドニーで観て以来だから……18年ぶりくらい?
素晴らしい歌声、素晴らしい演奏を生で堪能しました。
しっとりと落ち着いた感じの曲から始まって、中盤からはアップテンポの曲の連続でオールスタンディングで盛り上がりました。
The Right Thing, Something Got Me Started, Fairground, Stars, If You Don't Know Me By Now ……
一緒に歌って踊っていると、子ども時代の光景まで蘇ってきて、ダブルで感涙ものでした。

コンサートの終わりにミック・ハックネルが、「友だち、家族、子どもに、シンプリー・レッド日本最後のコンサートに立ち会ったと伝えて!」と言っていました。
この先、ことあるごとに自慢しようっと。


kyougoku1
劇団東京ヴォードヴィルショー 京極圭プロデュース『Root Beers』。
2年前にKAKUTA公演で出演した作品です(今回もちょこっとお手伝いしました)。
以前自分が演った作品を客席で観るというのはこれで2回目ですが、やはり面白い体験なんですよね〜。
慣れ親しんだ作品世界なんだけど、キャスト、スタッフ、劇空間が変わって、前のとは全然違う、新しいものになってて。
芸術に正解はない、ということなんですね。

ちなみに2年前の神保は、
蔵助
こんな風貌で演じてました。わはは。

さ、10月に入ったということで、稽古も本格的になっていきます。
楽しく頑張ります。
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