ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保が身のまわりのことやら自分に起こったことやら考えていることなどを書き綴った、その記録。

2010年02月

パイプ
『怒りを込めてふりかえれ』の稽古に励む日々です。

僕は煙草はやりません。
でも役者をやってれば、いつか吸う役を演るだろうとは思ってました。
今回、演技中での初・喫煙。
それもタバコではなくパイプで。

演出の川口典成くんが所有していたパイプをお借りして、慣らしています。
パイプは着火が難しい。最初はマッチを何本、ムダにしたことか。
少しずつ、手間取らずにやれるようになってきました。

もっとむせたり、気分が悪くなったり、喉に違和感が出たりして、芝居の邪魔になるかと思っていたけど、そうでもなくて安心。
タバコより楽なんじゃないかと。

パイプは趣がありますねぇ。
紫煙をくゆらせていると、気分はなんだか、シャーロック・ホームズだねぇ、ワトソン君。

『怒りを込めてふりかえれ』詳細はコチラ!!
    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

台詞を覚える(芝居をやる人は「入れる」という表現をよく使いますが)。
まあ、いつもの作業です。
特に苦に思ったことはありません。

今回も苦ではないです。が、ちょっと大変な感じがします。
お喋りな役なのです。
一日で入る台詞の許容量というものがあるとしたら、それを超えるペースで入れていかないとちょっと間に合いません。
久しぶりに、脳が、具体的に筋肉痛を起こしているのを実感しています。

ちなみに1月に演じた役と比較すると(口数が少ない人物だったこともありますが)、その100倍くらいは喋っているのではないかと。
いやホントに。

昨日は、ある程度台詞が入ったので、稽古前に共演者の八重柏泰士くんを捕まえて台詞合わせをやってもらったのですが、

神 「じゃいくよ」
八 「どうぞ」
神 「……」
八 「……?」
神 「……台詞なんだっけ」

と、どあたまの台詞がどうしても出てこないという(その先の台詞は分かるのに)、コントみたいなことになって、笑いました(いやいや笑いごとじゃない)。

稽古帰りの電車内で、本なんか読んでても内容が全く頭に入って来ないので、ポケーっと虚空を見つめる時間にしています。

全三幕
そして今日は、上演台本を手掛ける清末浩平くんが台本を最後まで完成させました。
どんどん台詞を入れていかねば。
早く筋肉痛を乗り越え、もっと鍛えられた脳になりたいものです。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

台本
『怒りを込めてふりかえれ』の稽古が始まりました。

久しぶりの外国の作品です(原題はLook Back in Anger)。
そろそろまた、翻訳劇をやりたいなと思っていたので嬉しいです。

やりたくはあったけれど、その理由は特に考えていませんでした。
そこで考えてみました。

で、出した結論が、たぶん、個性、言動、背景などで、日本の作品にはいないような人物を演じられるから、という。
そのことが面白い(と同時に難しい)からなのだと思います。

そんなわけで今回、ジミー・ポーターというイギリス人を演じます。
これ考えてみたら、堂々と(?)ものすごい「嘘」をやるわけです。

なにせ、演者は“神保 良介”なのに“Jimmy Porter”を名乗るのです。
逆に考えれば、もし“Jimmy Porter”という役者が出てきて“神保 良介”を名乗ったら、とりあえず「ヘンなの」って思いますもんね。

いまさらながら、こんな大嘘も許容してもらえる演劇って、素敵だよなあ、と思ったのでした。

“Jimmy Porter”を名乗っても「ヘンなの」と思われぬよう、頑張ります。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

ピーチャム・カンパニー 『怒りを込めてふりかえれ』

チラシ

原作: ジョン・オズボーン
脚色: 清末浩平 演出: 川口典成
出演: 神保良介 とみやまあゆみ(ケルパーブーフ)
八重柏泰士(ピーチャム・カンパニー) 赤荻純瞬(劇26.25団)
堂下勝気(ピーチャム・カンパニー)

2010年3月19日(金)〜22日(月) シアターPOO(新宿)

全公演終了しました。ありがとうございました。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

このページのトップヘ