ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保良介の出演情報やその他諸々。

2009年10月

長屋
↑ 薄暗くて分かりにくいですが、舞台装置の長屋の一部です。2階建て。ここにたくさんの役者が入居し、下谷万年町を現出させるわけです。
細部にまだまだ作らなければならないところはあるものの、舞台装置も大分、建ち上がりました。

やらなければならない作業量が多いということもありますが、僕のような、このひと月あまりの間にタタキのいろいろをかじってきたのにも関わらず未だに「尺」がどのくらいの長さなのか瞬時に判断できない者にも仕事が任されています。

というわけで、装置の一部となるパーツをいくつか組み立て、客席エリアに敷く平台もの制作を命ぜられました。
手馴れた人がやるのに比べたら、倍なんてものじゃないくらいの時間と手間暇をかけて、それでもなんとか作り上げることができました。

さあ、舞台稽古が開始されます。
そうです。運んだり組み立てたりしていますが、僕は役者なのです。演技を頑張るのです。
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夜の浅草寺
浅草の花やしき裏に建つテント、その内部の舞台装置もだいぶ完成に近づいてきました。

物を運んだり組み立てたりする日々が続いていたからでしょうか、
「ここ最近でだいぶガタイが良くなったよね」
と周りから言われました。
「いやでもオカマの役で男らしくなっていっちゃまずいでしょ」
と返すと、
「あでも普段の言動が女らしくなってるよ」
とのこと。

僕の体の姿勢やちょっとした仕草や言葉のニュアンスが可愛くなっているのだそうです。
自分でも何となくそんな自覚はあったけれども。

つまり神保は、どんどんごつく、かわゆくなっているのです。
そんな神保のオカマの男娼役をどうぞお楽しみに。

『下谷万年町物語』の詳細はコチラ!
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撮影の合間に
今日はなんだか肌寒い日でしたが、それにしてもちょっと厚着なこの一行。
実は、来年あたまに上演する芝居の宣伝用写真の撮影のため。
セーターやマフラーを身に纏った我々は、道行く人の季節感を狂わせたことでしょう。

寺社で撮影したのですが、七五三で着飾った子どもたちが参詣していて、可愛かった。
僕も七五三の時には羽織袴を着せられ、いや着せてもらって、従姉妹と一緒にどこかへ出かけていって写真を撮りましたが、着物は居心地が悪いし、早く終わらないかなと思っていたのを覚えています。
こういうのは女の子の方が楽しんでるんですよね。

この公演の詳細についてはまた近いうちに。

その後、浅草でのテント設営作業に遅れて合流。
横浜でひと通り経験しているので、自分みたいなテント初心者でも少しはてきぱき動けるようになってきた、か?
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浅草朝
『下谷万年町物語』の一行が、いよいよ浅草へやってまいりました。

本日はテント資材や舞台装置、衣裳、小道具などなどの搬入。
なんとトラック4台分! 芝居のスケールの大きさを物語っているようです。

浅草でお芝居、というと、過去には浅草公会堂で全国座長大会、木馬亭で新宿梁山泊の公演(これも唐十郎さんの作品でした)、そして浅草寺での平成中村座公演の3本を観ています。

歴史的には劇場が立ち並んで舞台がとても盛んであった街ですが、僕の中では、浅草はあまり演劇と結びつくイメージがありませんでした。
そこで芝居に出演できることになるとは。

独特の雰囲気があって、行き交う人たちも、例えば新宿や渋谷などとは感じが違うし、魅力的な街です。
今日から約ひと月、浅草通いが始まりますが、公演会場の花やしき裏に向かうにも、毎回違う道を通って、この街を楽しもうと思います。

さあ、明日はテントの設営です。
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唐ゼミ☆テント

前回は唐組の紅テントの写真を載せましたが、こちらは『下谷万年町物語』を上演する唐ゼミ☆のテント。

舞台用にひとつ、客席用にひとつ。
ふたつのテントを繋げて建ててあります。
だからテントといえども奥行きはかなりのもの。
中には二階建て長屋の装置が建てられています。
だからテントといえども高さはかなりのもの。

意外と想像していたよりもやり易かったこの空間で、現在稽古しています。
テントでの演技にもだいぶ慣れてきました。

でも折角建てたこのテント、明後日には解体して浅草に運んで再び建てます(また大変そうだなぁ……)。

閑静な横浜国大内でやるのと、浅草の街中でやるのとでは、空気も、周囲から聞こえてくる音なんかも全然違ってくるのでしょう。
それが芝居にどういう影響を与えるのか、楽しみであり、すこし不安でもあります。
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