ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保良介の出演情報やその他諸々。

2008年07月

東京国立博物館で「対決 巨匠たちの日本美術」。
運慶、快慶、雪舟、狩野永徳、などなど、日本史の授業で覚えたあの人やこの人たちの作品、その実物が目の前にずらり。

そんな中でも僕は曽我蕭白の作品は強烈な個性があって好みでした。写楽の役者絵が何点も見られたのも嬉しい。

でもね、作品のほとんどは(これが美術館じゃなくて博物館の展示だからなのか)、ショーケースの中に展示されていて、これがなければもっと凄い体験になったんじゃないかと思ったのですよ。
ガラス一枚隔てることでライヴ感がやや失われてしまっているような。

蕭白の作品に惹かれたのも、ショーケースを突き破ってくるような強さがあったからだったけど、でも、そういう作風と、例えばシンプルな表現や微細な表現に拘ったような作品がショーケースの中に並んだら、後者の方が不利にならないかなという気もして(「対決」展だし)。

とはいっても百聞は一見に然りで見てみなきゃわからないですね。
博物館敷地内
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FNS27時間テレビ。
生放送であるが故のやばい時もあったけど、それ以上にとんでもなく面白い瞬間が何度も生まれていた。
27時間を笑いのみで突っ走りきったさんまさんがとにかくすごかった。バラエティーでありながらドキュメンタリーにもなっていた。

それに加えて、紳助さん、大竹しのぶさん、タモリさん、ダウンタウンとの絡みが次々実現するなんて。
その中でもやはり、たけしさんと一緒になった時の化学反応の破壊的な面白さたるや! ベタもトークも暴走も(さぞかしクレームが多かったことだろう)。
ギリギリのひょうきん族世代にとって、あのお笑いが久々に炸裂しているのを見られたのは、もう、最高だった。

いや〜すごかったです。
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「アクターズ・スタジオ・インタビュー」ダイアナ・ロスの回を見た。

小学生のとき(当時はオーストラリアで暮らしていた)、母親に連れられてダイアナ・ロスのコンサートに行った。

四方からの囲み舞台でステージとの距離が近く客席との一体感があった(ダイアナ・ロスの人柄によるところが大きいだろう)。
ダイアナ・ロスは衣裳を何度か早替えして(どれもゴージャス)、とても魅力的でエネルギッシュなパフォーマンスだったのを覚えている。
いまネットで調べたら僕が観たのは1989年10月の公演だった(神保は当時9歳)。

テレビの中のダイアナ・ロスは変わらず魅力的で、歌声もすごく綺麗なままだった。
番組を見ていて、歌詞をとても大切にしているんだと思った。歌詞の中の感情やストーリーやメッセージを客席にちゃんと伝えるようにして歌っているように見えたのだ(聴こえた)。

好きな曲で真っ先に思いつくのはやっぱり"Ain't No Mountain High Enough"。
19年前に観たコンサートでもこの曲で盛り上がりはピークに達していた。
しかしけっこう覚えているもんだなあ。
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梅雨が明けて猛暑の季節、素麺を食べたい季節になった。ていうかもうすでに一度食べた。

春や秋、ましてや冬(むしろにゅうめんの方がいい)にはあまり欲しない食べ物だからこそ、いま食べなくていつ食べるというのだ、てな感じで、今後も頻繁に作ると思う(すぐ作れるし)。

そういえば、いままでの人生で一度も流し素麺というのを経験(?)したことがない。
どこかで食えるものなのだろうかとちょっとネットで調べたが、やんぬるかな(使い方ちょっと間違ってるか)、身近にはないようだ。
確かに夏の行楽地とかでもない限り、さほど儲かる商売ではなさそうな気がする。

しかし暑くなってきましたね。
でもまだクーラーの世話にはならぬ。できることなら使わずに我慢してやり過ごしてしまいたい。まあ無理だろうけど。

省エネだエコだと問題意識と平均気温が高まる昨今、見上げた心掛けだと褒めてもらっても構わないが、なんのことはない、電気代をケチっているだけである。

昨夏は舞台公演中で自宅にいる時間がほとんどなく、言ってみれば自分以外の誰かが負担してくれている冷房の中でぬくぬくと、いや、ひやひやと過ごしていられたため(その代わりと言っちゃ何だか舞台上では暑かった)、猛暑のわりに電気代はあまりかからなかった。

あでも、冷房で喉の調子がやばくなったりすることがあるから旅先のホテルでもそんなに使ってなかった気もする。で寝苦しかったような記憶がある。

まあ、クーラーなんて使わずに何とかなりそうなら使わない方がいいですよ。
この先そういう風潮になっていくと思うし。
暑さに負けてだらだらとした文章になってしまいました。あいすみません。
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KKクリスピー・クリーム。
話には聞いていたけど、店は初めて見た(日本には現在6店舗しかないらしい)。
この時は35分待ちだった。
そんなに美味いのか。
食べてみたいけど、そんなに並ぶのもなあ。
自分の、行列に並ぶ優先順位の中で、お菓子や軽食というのは残念ながら下の方になってしまうので。
いや、甘いもの好きなのよ。でもそのために並ぶのかつったら並べないのですわ、これが。
まあ、いつか食べようと思います(並ばなくても買えるチャンスが来たら)。

映画『告発のとき』を観る。
イラク帰還兵のPTSD(心的外傷後ストレス障害)を題材にしたいい作品でした。
繊細で抑制の効いた演出、演技、描いているテーマの割に押し付けがましくないのもよかった。

そういや先月芝居で演じた役は、「PTSD」という単語を間違って覚えてしまっているヤツだった。
だから映画館へ足を運んでしまったのだろうか(しつこいかこのネタ)。
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