ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保良介の出演情報やその他諸々。

ようやく春めいてきましたね。

すこし前のことになりますが、

2月27日に「戯曲リーディング『ハムレット』より ~To Be, or Not to be,~
3月12日に東京大学海洋アライアンスのオンラインシンポジウム「海洋と島々〜物語と歴史〜」内で『子午線の祀り』朗読パフォーマンス

に出演しました。



『ハムレット』は野村萬斎さん演出で、フルでの公演に先駆けていろいろ実験を試みるという、1ステージ限りのリーディング公演でした。
世田谷パブリックシアターで立ち見が出る盛況ぶり。
ひさしぶりのシェイクスピア作品はやっぱり楽しかった。

アフタートークでは出演者全員が登壇し、なんと一人ずつ終演直後の感想? 心境? を述べるという流れとなりました。
「ああ、人前で喋るのが苦手だあ!」と実感した夜でした(客席にいた友人によると“そつなくこなしている”ように見えたらしいけれど)。

そして今作が萬斎さんにとって世田谷パブリックシアター芸術監督の任期を締め括る公演でした。
世田谷パブリックシアターと萬斎さんには2016年の「戯曲リーディング『子午線の祀り』を読む」以来、お世話になってきました。
節目となる作品に関われて、萬斎さんに、二十年間おつかれさまでした、とみんなで言えてよかったです。

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『子午線の祀り』の朗読パフォーマンスは、シンポジウムの内容に即して、潮の流れと物語のドラマが結びついた同作第四幕の壇ノ浦の合戦の箇所を、金子あいさん構成・演出で4名の役者とコントラバスの演奏でお届けしました。
当初は東大のホールで実演する予定でしたが、オンライン開催への変更に伴って、事前にスタジオで録音、撮影を行い、当日に配信しました。
『子午線』は丁度1年前にやっているので感覚はまだ残っていて、でもマイクに向かって読む、ということで、これまで劇場でやってきた、空間に響かせて届けるというのとは異なったニュアンスでやれたのが新鮮でした。

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というわけで、2連チャンで台本を手に持って喋るお芝居の仕事でした。

このところ、新型コロナによって公演を断念せざるを得ない目に遭っている舞台人たちがたくさんいて、本当に気の毒です。
そんな中にあって、リーディングで、1回きりで、という特殊な形でしたが、予定の通りパフォーマンスを行えて、ご覧になった方に楽しんで頂き、とても幸運でした。
ありがとうございました。
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東京大学海洋アライアンス 沖ノ鳥島・小島嶼国プログラム シンポジウム
「海域と島々 ー物語と歴史ー」


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2022年3月12日(土) 13:30 zoomオンライン開催

*<第二部 海域と世界観> (14:30〜)の中で『子午線の祀り』の朗読パフォーマンスに出演します(事前収録した映像の配信)

群読 『子午線の祀り』
作:木下順二
構成・演出:金子あい
語り:金子あい 時田光洋 神保良介 森永友基
演奏:須川崇志

参加費無料 要参加登録→ https://forms.gle/DZrBA7AwuwY6hRde6

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りっかりっか*フェスタで『空観』を上演しに1週間弱の期間、那覇へ行ってきました。

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ご存知の通り、時を同じくして沖縄での新型コロナ感染者数が日毎に増加していたので、先行き不安でした。
それでも1月5日から現地入りして、沖縄の若い役者たち3人が合流しての稽古で仕上げ、予定通り全3回の公演を行うことができました。

『ザ・モニュメント 記念碑』以来4年振り二度目の那覇、私は会食も飲み会もせず毎晩宿でひとり食事。
おかげで読書が捗るという。

とはいえ、上演できて、出演できて良かったと思える公演となりました。
2018年の初演時にはまたやることはないだろうと何となく思っていた作品でしたが、それがこうして那覇でやれたなんて、巡り合わせと縁だなあ、と思いましたね。

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そして前回来た時も思ったけど、沖縄にはプライベートで遊びに来たい! どうせならあったかい時期にね(それでも東京の秋頃の陽気でしたが)。

しかしまあ、昨年末から怒涛の勢いで駆け抜けてきて、気付けば1月も半ばじゃあないですか。

遅ればせながら、2022年もどうぞよろしくお願いします。
今年も劇場でお目にかかれることを願っています。


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