ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保が身のまわりのことやら自分に起こったことやら考えていることなどを書き綴った、その記録。

ハードな稽古を重ねています。

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今回自分にとって鍵となっているのが、身体。
昨年のリーディング公演と違って、今度は所作など習得することがいろいろあるし、何より、しっかと舞台に立ち、言葉を発せる身体が必要。ましてや侍の役だし。

所作、動作を集中的に稽古する時間があったんですが、実演してみせて下さる野村萬斎さんの動きの、なんと綺麗で無駄のないこと!
もちろんそんなことは前から判ってましたけどね、自分で同じことを再現しようと思った時に、まあ同じことにならないこと。当たり前か。
あ、全然違う身体なんだな、と改めて思いましたよ。

なので、とにかく普段からそういう身体を意識し続けるのが手っ取り早いので、稽古場の外でもなるべく侍の姿勢でいるようにしてます。多分、ハタから見たらヘンでしょう。


そんなこんなで、稽古開始からひと月が経ち、プレビュー初日まで1週間を切った!

萬斎さんのヴィジョンを実現させる為に、日々新しいやり方を試みてコツコツと作っています。
大規模なプロデュース公演なのに座組みの一体感があって、31人の役者全員がジャンル、キャリアの枠を越えて、一丸となってこの戯曲に挑んでいる、という感じがあります。

いまは、本番を目前に控えて、座組みがワクワクドキドキハラハラしていて、正に新作の初演!
どのような『子午線の祀り』となるか。ご期待ください。

ちなみに、事前知識として、平氏が源氏に追われて都落ちしてから壇之浦の最終決戦で壊滅するまでの大まかな流れを頭に入れておいてから観劇される方が、すんなりお話に入れると思います。


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『子午線の祀り』、チケット好評発売中です!
回によっては残席僅少になってきています。お求めはどうぞお早めに。

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↑ 本チラシも完成‼︎

昨秋のリーディング公演も踏まえた新しい上演を目指す野村萬斎さんの演出の下、皆で試行錯誤を重ね作っていく稽古は時間が経つのがあっという間。
木下順二さんの劇言語や独特の劇構造と格闘する日々を送っています。

そんな稽古に先立つ4月の終わり、作品の舞台となる壇之浦に行ってきました。



リーディング公演時には、どういった土地でどういった情景で合戦が行われているのか、明確にイメージ出来なかったという感覚があったので実際の場所に行きたいと思いまして。

潮風に吹かれて、対岸まで遠くない海峡を走る潮流を眺めながら戯曲を読み、源平合わせて1300艘の船団の合戦を思い浮かべ。
今回の本公演ではそういった体験も生かして演じていきたいですね。

ちなみに、この作品、チラシにも記載されてますが英語翻訳されたタイトルは、
Requiem on the Great Meridian
というのですが、この、Meridianという単語が、子午線という意味のほかに、絶頂、全盛期という意味も。
まさに栄枯必衰の平家物語を描いたこの作品に相応しい…!


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蜷川さんの命日です。一年が経ちました。

当時、蜷川幸雄演出作品で使用された思い出の曲たちのプレイリストをApple Musicで作りましたが、ここに再掲します。サンプルが各30秒ずつは聴けます。




昨日、GEKISHA NINAGAWA STUDIO公演『2017・待つ』を観ました。

僕は『待つ』には2001年と2003年の公演に出演しました。2005年にもやる予定でしたがそれは公演中止になりました。
『待つ』は、出演者にとって、それはそれは苛酷で残酷な公演でした。おかげでだいぶタフになりました。
とにかく必死に、現在(いま)という時代とその中を生きている自分を問い、演劇と格闘しました。

今回の先輩達による14年ぶりの『待つ』を観て、蜷川さんは、自分のところの役者には演技力に加え、構成力や演出力も要求して育ててきたことを、ひさしぶりに思い出しました。
そして、自分もそのひとりとして、しっかりやっていこうと思いました。


「我々の表現に、普遍性と現代性と世界性を!」



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