ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保が身のまわりのことやら自分に起こったことやら考えていることなどを書き綴った、その記録。

【出演】
『空観』
4月25日・26日 座・高円寺2
公演情報へ

7月から上演される『お気に召すまま』、もう先行発売などでのチケット争奪戦が繰り広げられているらしい。ありがとうございます、ご苦労様です。

自分も、以前はよく前売り開始日の早朝からプレイガイド前に並んだものだ(と書くと、何だか年寄りの回顧録みたいだが)。
週末だってのに早起きして、眠い目を擦りつつ赴いたそこには、既に数人の人が列を成している。
「あ、あんたら一体何時からそこにいるんだ?」と聞いてみたい気持ちを抑え、待つこと数時間。やたらと伸びていく列の長さに、人気アーティストのコンサートチケット発売日と重なっていることを知って焦る。
「違うんだ、そっちは東京ドームだからいいけど、こっちはそれとは比べものにならんほどキャパの小さいところのチケットが欲しいんだ。もう、なぜ全員一緒くたに並ばなきゃならないんだ?」
そしてようやく開店。前の人が席が気に食わないとかでなかなか購入を決めないのを後ろからやきもきしながら見守り、そろそろ自分の購入の番、となったとき、「何々のチケットは全公演完売となりました」。
かくして、この、何とも言えぬやりきれなさを抱え、列に並んで秘かに同じ公演を狙っていたであろう同士達に連帯の挨拶を送りつつ、帰路につくことになるのである。

最近はインターネットでの購入という選択肢も増えて楽になっているのかと思ったら、楽になった分だけ購入希望者が増え、同時にネットオークションも普及して転売業の人も増え(やめましょうよそういうことは)、相変わらず人気公演のチケットを手に入れるのは大変なようである。

そういえば、なぜ僕は最近プレイガイドに並ばないんだろう、と考えた。そうしなければ手に入らないようなものは諦めているのだ。
どうしてもチェックしておきたい芝居などは、DM登録しておいて先行発売を利用するが、あとは縁がなかったと思って見送るようになった。
先の予定がなかなか立ちにくい役者業をやっているということも関係している。
たまに、「この日は確実に仕事も何もないだろう!」(何だか切ない確信ではあるが)、と思って賭けでチケットをとってしまうこともある。一年に一度くらいはその賭けに負けている。
それでもそこそこ長くやっているだけあって、演劇関係者の知人・友人も増えてきたため、完売御礼を出している芝居のチケットもとってもらえることもある。そこは功罪か。

兎にも角にも私達としては、劇場に足を運んで下さるお客様の、チケットをとるためにした苦労なんぞ吹き飛んでしまうような舞台にするべく、励むのみなのです。
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このブログはパソコンから投稿して、パソコンでチェックしている。そのため、いままで一度も携帯電話から見たことがなかった。
そういえばどういう風に見えているのかな、と今さらながらに思い、初めて携帯からアクセスしてみる。ほおなるほど、こんな感じになっているのね。

PC版の背景は濃い目の赤色なので、緑色をバックに自分の文章が載っているのが新鮮に感じる。
携帯の小さい画面からだと、僕の、よく言えば読み応えのある、悪く言えばやたら長い文章が、余計長く、しかもちょっと見づらく感じてしまう(すみませんです)。
それと、PC版ではサイドバーに写真つきのプロフィールと今後の予定を載せているのだが、それが携帯版では出ないということも初めて知った。

とどのつまりはこのブログ、PCから見るのと携帯から見るのとでは印象がだいぶん違うのだろうということがわかった。
携帯からアクセスして下さっている方、もし機会がありましたらPCからも見てみて下さい。
この機会に、携帯版では見られない今後の予定をここに書いておきます(プロフィールはまあ、載せなくてもいいですよね)。

『タンゴ・冬の終わりに』 OA
5月17日(木)13:10〜15:57 WOWOW

『お気に召すまま』 出演
7月5日〜29日 Bunkamuraシアターコクーン
8月3日〜12日 シアター・ドラマシティ
8月17日〜19日 静岡市民文化会館 大ホール
8月24日〜26日 イズミティ21 大ホール
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グレゴリー・コルベール作品展『ashes and snow』。
新聞に載っていた広告を見て興味が湧き、観に行くことにした。
平日だからそんなことはないだろうと思いつつ、入場券のためにわざわざ並びたくないので、行きにコンビニで前売り入場券を購入。お台場へ。
駅を出てすぐ、コンテナをモチーフにデザインされた仮設美術館が目に入る。
おおあれか、と、鞄の中のチケットを取り出しながら近寄ると、入り口で係員の人が呼び込みをやっていた。

「本日に限り、当美術館は入場無料となっておりま〜す。どうぞお越し下さ〜い。」

「…………へ?」

別の係員の人も、

「本日は入場料無料で〜す。どうぞご覧になっていって下さ〜い。」

「……………。」
ただで入れた。
館内は空いていて、じっくりゆっくり作品を鑑賞することができた。
アンバーやセピアの世界の中に自然と動物と人間が共存している。その写真やスローモーションの映像。
この作品展のためにデザインされた美術館の空間と相まって、たゆたうような時間を過ごした。様々な考えやイメージが自分の中に去来した。
不思議な気持ちで美術館を後にする僕の背中で、小1時間ほど前に聞いたのと同じ声が響いた。

「当美術館は本日に限り入場料無料で〜す。どうぞお越し下さ〜い。」

…………ちぇ。

ノマディック美術館
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