ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保が身のまわりのことやら自分に起こったことやら考えていることなどを書き綴った、その記録。

2017年に出演した狂言『唐人相撲』がYouTubeで期間限定公開されています(6月5日まで)。



世田谷パブリックシアター開場20周年を記念して上演された舞台です。

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当時のことは2017年4月頃の投稿をご覧頂きたいのですが、野村万作さん、萬斎さんを初めとする「万作の会」の皆さんと狂言の舞台でご一緒できたことは、得難い貴重な経験でしたし、楽しかったです。

同時上演された『MANSAIボレロ』もYouTubeで観ることができますよ。

この機会にぜひ!



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蜷川幸雄「千のナイフ、千の目」(紀伊国屋書店)

高校生の時に紀伊國屋の演劇コーナーでふと手にとり購入した本。
当時は演劇部に入っていた。

その時は著者がどんな人なのかよく知らなかった。
文章はエネルギッシュで知的で格好よくて屈折していて、繰り返し読んだ。
本の中で語られる数々の舞台は、どんなものだったのだろうと夢想した。

大学に入って、演劇をやるつもりだったのだけれどしっくりくるサークルがなくて結局なにもせず、一年間、かわりに劇場にたくさん足を運んだ。

その著者の演出作品も4本観た。
小劇場での無名の俳優たちとの公演、英国俳優を演出したシェイクスピア作品、新作戯曲を作者と同時期に異なる演出で上演した話題作、4本目の舞台を観に行った時にはオーディションのチラシを見つけた。

のちにカンパニーの一員になってわかったのだが、オーディションでは毎回、書類審査はせず、応募者全員の演技を見て合否を決めていた。
今になって考えれば、書類で落とすことをしないから、自分みたいな何の経歴もない学生にもチャンスがあったわけだ。

そうして、紀伊國屋で本を手にとってから約2年後、実物と出会った。
課題のシーンを演じ終わると、「学生しながらやれるか?」と笑顔で声をかけられた。
びっくりして「はい、できます」と答えた。

自分の芝居の出来なんてまだ判断できなかったから「ひょっとしてよかったのかな?」と思った。
数日後、合格の連絡が来た。

結果、この著者からの影響で自分の大部分は形成されることになった。

あれから今年で20年になる。

今日は蜷川幸雄さんの命日です。


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ご無事ですか。
神保はうちに籠って、粛々と日々を過ごしています。

予定されていた舞台公演の中止と延期が発表となってから、ひと月が過ぎました。
もう、ひと月も経ったのだなあ、という感覚です。

稽古を開始した2月末ごろから国内での新型コロナの感染も本格化しだように記憶しているんですが、ウィルスの脅威に注目しつつ芝居に取り組む毎日を送っていたら、あれよあれよと世界が様変わりしてしまった、という感覚です。

幸い、僕はいまのところは健康ですし、生活も困窮するには至っていません。

舞台初日目前の、気力、体力が充実した状態からの自粛生活入りで、腑抜けてだらしなくなっちまうかとも危惧したんですが、自宅での筋トレを指導してくれるアプリを使い始めたら、むしろ更に引き締まった、本番仕様の身体になっちゃいました。

しかし、演劇を含むライブエンターテイメントが再開できるのはいつのことになるかと考えると、途方に暮れてしまいます。
この非日常が、これからの日常となるのだという現実が、ひと月経って分かってきました。

それでも、これまでとは条件が大きく変わろうとも、表現すること、演じることは、やっぱり自分は続けるのだと思います。

実は役者をやるようになって、今年が20周年なんです。
ひとりでいる時間が多くなったことだし、この節目を機に、来し方を振り返るのも悪くないかと。

そうして、この先も走り続けるための足腰を鍛えていこうと思います。



↓ ちなみにTwitterでは10周年。


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