ちょっと待った!は通用しない 〜神保良介Blog〜

役者・神保良介の出演情報やその他諸々。

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喜歌劇『こうもり』、東京公演、そして山形公演ともに大盛況のうちに終演しました!


『こうもり』は上演頻度の高い人気演目らしいですが、この野村萬斎演出版は、作品をよく知るお客さんには新鮮に、初めてのお客さんには分かりやすく、皆さん大いに楽しんで頂いたようです。

前回書いたように、神保は「助演」として出てたんですが、もう一人の助演の森永友基くんと共に、実は、会場毎に変わる合唱の皆さんの動き等の稽古のサポートを仰せつかっており、どちらかと言えば今作はそっちの仕事が主でした。
どの会場の合唱の方たちもとても協力的で、短い時間の中で動きを憶えて見事に演じてくれました。感謝。
合唱の歌声は素晴らしかった!

↓ びわ湖ホールさんがポストしてくれましたー。

萬斎さんの演出ヴィジョンのもと、試行錯誤しながら相談しながら時間をかけて作る過程に立ち会ってきて、それがこうして充実した終わりを迎えて。

オペラ界のトップスターの皆さんの、本番が終わりカーテンコールから楽屋に戻ってきたお顔が嬉しそうなのが、お手伝いしてきた自分には何よりのご褒美でした。

演劇とオペラ、おなじ舞台芸術だけれど近いようで遠い、遠いようで近い関係が新鮮で、刺激的な経験をさせてもらいました。

ありがとうございました!

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ご無沙汰してます。

事前にはお知らせしていませんでしたが(というかブログの投稿自体ずっとしてませんでしたが)、神保はいま全国共同制作オペラ・喜歌劇 『こうもり』に出演しています。

演出の野村萬斎さんから、ちょっと手伝ってほしいとお声が掛かり、夏から関わっておりました。

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オペラ(今作はオペレッタですけど)の出演者は歌手(ソリスト)がいて合唱がいますが、歌わない且つ主要な登場人物を演じるわけでもない「助演」というのもいまして。
てなわけで助演として、お芝居しているというほどじゃあないですけど、ちょこっと出てるのです。

この『こうもり』は全3回公演で、11月19日に滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールで大入満員の中、初日の幕が開きました。

このあと東京と山形で上演されます。

11月25日の東京芸術劇場での公演は前売りは完売で当日券が少し出るそうです。


12月17日のやまぎん県民ホール公演はまだお席があるようです。(11月20日現在)



初めてのオペラの現場は、演劇のそれとは異なるいろいろなことが興味深かったりするんですが、それより何より、日本オペラ界のトップの方々の歌唱が毎日稽古場で間近で聴ける! 劇場入りしてからは阪哲朗さんが指揮するオーケストラの演奏も間近で聴ける!
なんとも贅沢な時間を過ごしています。

こんな、オペラとは縁遠い人生を送ってきた、つまりはよくわかってない役者に、皆さん本当に懐が深く、とてもよくして下さっています。

ヨハン・シュトラウス二世の流麗な音楽(きっと耳にしたことあるはずです)を一流の音楽家さん達が歌い奏でる、楽しい祝祭的な舞台です。
そして、萬斎さんの演出が日本のオペラの新しい可能性を拓いている、と、自分にオペラのことなんか語れるはずもありませんけども、現場に身を置いてるとそういう感じがしています。


↓ 写真左にびわ湖、右にびわ湖ホール。
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『ハムレット』、世田谷パブリックシアターでの公演のあと、江戸川区総合文化センターと枚方市総合文化芸術センターにて上演し、全17ステージが終了しました。
どうもありがとうございました。
無事に完走できてよかったあ。



思い起こせば20年くらい前に実家のテレビで見たのでした。
野村萬斎さんの密着ドキュメントで、ハムレット役を終えて楽屋に戻ってきたお父さんにパチパチ拍手を送り「今日はなんで足袋履いてないの?」と質問していたちっちゃな野村裕基くんを。
それが時が流れて同じ劇場で、ハムレットを演じる裕基くんを「殿下」と呼んでるなんて。

そりゃ、カーテンコールでお辞儀をしている殿下を見ながら、不思議な巡り合わせに感慨深くもなるってなもんです。

世田谷パブリックシアター楽日のカーテンコールでこれからも現代劇を作っていきたいと挨拶していた萬斎さん。
これからやってみたいという作品を教えてもらいました。
楽しみです。

もちろん、この『ハムレット』でもまた皆で再会したいですね!



ところで勝手な個人的印象ですけど、ここ数年のコロナ禍で、客席には常にどこかしら緊張感というか後ろめたさ?のような空気を感じてたんですが、いまはそういった感じが薄まり、リラックスして客席で芝居を楽しんでくださっているんじゃないかな、と、今回の公演で思ったんですね。

また、芝居のことが大好きで、何かと芝居に絡めた科白を言うハムレットはいいヤツだなあ、と毎回の本番で思っていました。

芝居を観に人々が集うというのは、とても人間的な営みだと思うわけです。

演劇万歳! シェイクスピア最高!




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